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早瀬真人の崖っぷち日記
官能小説家、早瀬真人のブログです。官能小説、近況報告、日々雑言などなど、ゆるりゆるりとアップしていきたいと思います。
「実験人形ダミー・オスカー」はなぜ面白いのか !?
官能作家なのに漫画の話ばかりで恐縮なんですが、
「実験人形ダミー・オスカー」
も大好きな漫画でした。
小池一夫原作の代表作の一つで、
叶精作が描く美しい女性たちにも魅入ったっけ。

実験人形ダミー・オスカー 1 (キングシリーズ)実験人形ダミー・オスカー 1 (キングシリーズ)
(2006/12/09)
小池 一夫

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主人公の渡胸俊介は身体が小さく、
普段はおどおどした内気な性格なんだけど、
スイッチが入れ替わると、
突然凶悪かつタフネスな悪魔の人形師に。
そう。彼は二重人格者なんです。

人相や性格が変わることはもちろん、
身体も超人ハルクばりの筋骨隆々に。
しかも変身前は小指の先ほどしかないポコチンが、
金属バットほどのでかさになるんだから、
当然骨盤の小さな日本の女性では相手になりません。

彼の相手は、もっぱらふくよかで大柄な金髪女性ばかり。
(ドイツやアメリカが舞台だからしょうがないんだけどね)
最初は(何? このチンケな男)と
眉根を寄せていた彼女たちは、
「OHH ! トキョ~ウ、I'm coming !」
と最後には悶えまくるんだから、
日本男子からすれば、
そこに強烈なカタルシスが生まれるわけです。

核となるストーリーはなく、
様々なエピソードから渡胸が自己を顧みつつ、
彼と関わってくる人間たちの愛憎劇が描かれていて、
ドラマとしても面白かったなぁ。

こういった面白いキャラの作品も
書いてみたいという気持ちはあるんだけど、
官能小説は男性視点でもあくまで主役は女性だし、
やっぱり難しい部分はあるんだろうな。
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