学生の頃、夏休みに北海道へ一人旅したときの話。
その日旭川に到着したのが午後六時過ぎで、
さっそく駅前の案内所で安い民宿を紹介してもらいました。
通された部屋を見て、ビックリ仰天。
ピンク色のカーテン、勉強机、
椅子には赤いランドセルが掛けられていて、
そこは紛れもなく子供部屋だったんです。
部屋の隅にある百円玉を入れて見るテレビが、
唯一客部屋を匂わせているだけ。
そのときの私は、
「これは、マジでかわいそうだなぁ」
と心の底から憐憫の情を抱いていました。
いくら家の商売とはいえ、
毎日見知らぬ人間が自分の部屋に寝泊まりするわけですから、
当然いい気持ちはしないでしょう。
そう思いながら布団に横になると、
自然と視線がテレビの下にあるラックに留まったのです。
「おいおい。プレイボーイと平凡パンチが置いてあるよ。
客が置き忘れていったのか? ふざけんなよ」
などとぶつぶつ文句を言いながら本を手に取り、
グラビアをぱらぱらと眺めていたら、
急にムラムラして不覚にも一発ヌイてしまいました。
そのあとは疲れもあって爆睡してしまったのですが、
翌朝ドアがノックされ、慌てて起きた私は呆然自失。
「すみませ~ん。時間割をそろえさせてくださぁ~い」と、
五年生くらいのかわいい女の子が突然入室してきたのです。
後で知ったのですが、北海道は夏休みが短いらしく、
そのときはもう新学期が始まっていたようです。
「どうぞどうぞ」と言いながらも、
(やべえ! へんな匂いしてねえか !?)
とすぐに正座をしながら、肺活量を目一杯駆使し、
周りの空気をすべて肺の中へと取り込みました。
本当は土下座をして謝りたかったのですが、
さすがに「オナニーしちゃいました」と言うことはできず、
結局逃げるように民宿を後にしたのです。
あの女の子も、30代のお母さんになっている歳頃なのかな?
今この場を借りて、改めて謝罪したいと思います。
「ごめんなさい・・・・・・。
お兄ちゃんが君に一番かわいそうなことしちゃったね」
その日旭川に到着したのが午後六時過ぎで、
さっそく駅前の案内所で安い民宿を紹介してもらいました。
通された部屋を見て、ビックリ仰天。
ピンク色のカーテン、勉強机、
椅子には赤いランドセルが掛けられていて、
そこは紛れもなく子供部屋だったんです。
部屋の隅にある百円玉を入れて見るテレビが、
唯一客部屋を匂わせているだけ。
そのときの私は、
「これは、マジでかわいそうだなぁ」
と心の底から憐憫の情を抱いていました。
いくら家の商売とはいえ、
毎日見知らぬ人間が自分の部屋に寝泊まりするわけですから、
当然いい気持ちはしないでしょう。
そう思いながら布団に横になると、
自然と視線がテレビの下にあるラックに留まったのです。
「おいおい。プレイボーイと平凡パンチが置いてあるよ。
客が置き忘れていったのか? ふざけんなよ」
などとぶつぶつ文句を言いながら本を手に取り、
グラビアをぱらぱらと眺めていたら、
急にムラムラして不覚にも一発ヌイてしまいました。
そのあとは疲れもあって爆睡してしまったのですが、
翌朝ドアがノックされ、慌てて起きた私は呆然自失。
「すみませ~ん。時間割をそろえさせてくださぁ~い」と、
五年生くらいのかわいい女の子が突然入室してきたのです。
後で知ったのですが、北海道は夏休みが短いらしく、
そのときはもう新学期が始まっていたようです。
「どうぞどうぞ」と言いながらも、
(やべえ! へんな匂いしてねえか !?)
とすぐに正座をしながら、肺活量を目一杯駆使し、
周りの空気をすべて肺の中へと取り込みました。
本当は土下座をして謝りたかったのですが、
さすがに「オナニーしちゃいました」と言うことはできず、
結局逃げるように民宿を後にしたのです。
あの女の子も、30代のお母さんになっている歳頃なのかな?
今この場を借りて、改めて謝罪したいと思います。
「ごめんなさい・・・・・・。
お兄ちゃんが君に一番かわいそうなことしちゃったね」
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