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早瀬真人の崖っぷち日記
官能小説家、早瀬真人のブログです。官能小説、近況報告、日々雑言などなど、ゆるりゆるりとアップしていきたいと思います。
パンティを穿いたお兄ちゃんは嫌いですか?
私が生まれて初めて女性の下着を身に着けたのは、
大学生の頃だったでしょうか。
確かゲームの景品で出てきたものだったと思います。
それは丸い透明なプラスチックケースの中、
小さく丸められてビニール袋の中に入れられていました。

    こんなやつ
      ↓

      
真っ赤な色を見た瞬間、妙にテンションが上がり、
小躍りしながら家に帰って穿いてみたんです。
ところが百円の景品なので、肌触りは悪いし、小さくて中々入らない。
ポコチンは上から飛び出すわで、穿き心地は最悪。
すぐにビニールとプラスチックのケースに戻し、
部屋の隅に転がしたまま、その存在さえ忘れてしまったのでした。

そんなある日、当時高校生の妹が私の部屋に遊びに来たんです。
「ねえ、何か面白い漫画ない?」
「そのへんにあんだろ」
などと言いながら振り返ると、
なんと妹はあのプラスチックケースを手に取っていました。
「何これ?」
「え?あぁ。ゲームの景品で取ったやつだよ」
「ふ~ん」
これはヤバイと思いながらも、私は何とか平静を装っていたんですが、
驚いたことに妹はケースを開け、ビニール袋からパンティを取り出し、
手でさわさわと肌触りを確かめはじめたのです。
そのときの私は頭に血がカッと昇り、
反射的に迂闊なセリフを口にしていました。
「バカッ!やめろ!汚いぞ!!」
「え?何で汚いの?」
(しまったぁ!!)
と思いながらも、もう後には引けません。
「だってそれ、お兄ちゃんが穿いたんだもん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ぎゃあぁぁぁぁっ!!」
妹はパンティを放り投げ、転げ出るように私の部屋を飛び出し、
そのまま洗面所へとかっ飛んでいきました。

恐怖に歪んだ妹の顔を思い出すたびに笑ってしまうんですが、
妹がしばらく口を聞いてくれなかったのは言うまでもありません。
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