6月26日（金）発売の
「新鮮小説vol.6」に短編読切、
「夏の夜の未亡人」
が掲載されました。



（し……信じられない）
美貌の未亡人大家が、母屋に男を連れこみ、凄艶な姿で快楽を貪っている。
相手の男は紛れもなく、となりの部屋に住む大学の先輩・黒川だった。
「俺、大家さんとデキてるんだぜ。嘘だと思うなら、今夜の九時頃、
母屋の裏庭から覗いてみろよ」
先輩からの挑発を受け、半信半疑のまま母屋の裏庭に足を向けたものの、
圭介は目の前の光景を現実としてとらえることができなかった。
心の中に渦巻く、激しい嫉妬と憎悪。
それでも悩ましい未亡人の姿に、股間の逸物はみるみる体積を増していった。

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