野毛で痛飲したあと、
伊勢佐木町から黄金町へと流れます。

ガード下の細い道に、
いわゆる「ちょいの間」という、
一杯飲み屋風のちゃちい掘っ建て小屋の簡易風俗店が
250近く軒を連ねていました。

赤線、青線地帯の名残りをそのまま残しており、
まるで戦後にタイプスリップしたかのような、
なんとも不思議な雰囲気。

ピンク色の妖しげなネオンがポーッと浮かび、
日本、中国、タイ、台湾、南米、ロシア、ルーマニア系白人
などの街娼たちがチアガールのような刺激的な格好で
店先に立つんですが、
なぜか彼女達はみなアイドルやモデルのように顔が整っていて、
道の両脇にずら～っと並ぶ光景は一種壮観でした。

酔い覚ましと目の保養を兼ねて、
何周もぐるぐる回ったりして。

知らない友人たちを連れていくと、
「いったいなんだよ、ここは」
と目を丸くし、
その表情を見るのがまた楽しかった。

残念ながら2005年の警察の集中的な摘発により、
今はクリーンな町に変わってしまったそうです。

川を挟んだホテル街に何人か立っているようですが、
普通の立ちんぼ娼婦じゃ面白くもなんともない。
異次元の世界に迷いこんだような、
あの独特の雰囲気が楽しかったんですが･･･。