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早瀬真人の崖っぷち日記
官能小説家、早瀬真人のブログです。官能小説、近況報告、日々雑言などなど、ゆるりゆるりとアップしていきたいと思います。
熱い「男」のお話
草凪優さんのホームページの日記に、
熱いエピソードが掲載されています。
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草凪優WEB

自分も最初の飲み会の場に居合わせたんだけど、
草凪さんの話を聞いているとき、
漫画家時代のことをふと思い出していました。

漫画の場合はその場で編集者が読み、
その場で評価を下されるわけです。
待っている間の、まるで判決を待つ罪人のような気持ち。
一番の自信作を持っていかないと、
もうその場から逃げ出したくなるような
大きなプレッシャーを受けることになります。

その原稿が賞を取り、雑誌に掲載されるも、
努力不足なのか、なかなか連載がとれない。
痺れを切らし、他の出版社へ持ち込みすること数回。

ストックしてある原稿を持ち込もうかと頭を過るも、
それはできないわけです。
なぜならそれらの原稿は過去の作品であり、
その時点ではすでに自分の目から見て、
絵も内容もレベルの低いものになっているからです。
ストック原稿を持ち込むということは、
「もうこれ以上の進歩はないよ」
と自ら認めているようなもの。
新人がこれではお話になりません。

新たにシコシコと漫画を一本書き上げ、
(どうだ !!)
と、編集者相手に自信たっぷりの顔を見せる。
結局連載は取れなかったんだけどね。

彼とは飲み会でいろいろ話し合ったり、
メールでのやり取りも何回かしていて、
プロ意識の強い人だな、とは感じていたんだけど、
草凪さん同様、痺れました。

「プロはプロを知る」
「男は男を呼ぶ」

いや、二人の場合は「狼は狼を呼ぶ」かな?
なんとも熱い話でした。
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