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早瀬真人の崖っぷち日記
官能小説家、早瀬真人のブログです。官能小説、近況報告、日々雑言などなど、ゆるりゆるりとアップしていきたいと思います。
官能作家への道-1
恥ずかしながら、
官能作家としてデビューするまで、
官能小説は5,6冊ほどしか読んでいませんでした。

漫画家時代、原稿を出版社に出したあと、
気分転換のつもりで読んでみようと購入したのがきっかけです。

もうそのときの作家さんやタイトルも忘れてしまったんですが、
読んでみると結構面白くて、自分も書いてみようと。
これが楽しくて楽しくて、一冊分の原稿が完成すると、
当然その出来がどの程度のものなのか知りたくなります。

ここではたと考えました。
漫画家時代、デビューするまでに何度持ち込みをし、
何度編集者の厳しい指導を受けてきたか。
ようやく読切掲載されるまでに腕は上達したのですが、
努力がまだ足りなかったのか、
どうしても連載まではとれません。

そのときの私はまさに崖っぷち状態で、
ただ原稿を送っても読んでくれないのではないか、
という大きな不安感にぶち当たりました。

そこで私のとった行動は、
ひと月に一本のペースで原稿を書き上げ、
出版社から連絡が来るまで原稿を送り続けるというものでした。
確か三本送ったのではないかと思います。
その三ヶ月目に、
マドンナメイトの編集長さんから連絡を頂きました。

うれしかったですね。
漫画家時代、どんなに担当さんが褒めてくれても、
その雑誌の編集長がゴーサインを出さないと、
連載は勝ち取れないわけです。
そういう訳で、
編集長さんから直々の連絡だったものですから、
もう飛び上がらんばかりの喜びようでした。

でもそのときの原稿を今読んでみると、
文章は滅茶苦茶、書き方もド素人。
小説のイロハも官能小説がどんなものなのかも、
まったくわかっておらず、
よくこれで連絡がきたなぁと、
マドンナメイト編集長さんの懐の広さには、
今でも本当に感謝しています。

こうして官能作家デビューへの第一歩を
歩み進むことになるわけですが、
続きはまた今度。
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