70年代後半に少年マガジンで連載されていた作品、

「地上最強の男 竜」

とにかく凄まじい漫画でした。
主人公雷音竜は、
どんな相手でも0.2秒で倒すことができる力を持ち、
正拳で頭を吹っ飛ばしたり、蹴りを出せば骨ごと断ち切るという
とんでもない空手の達人。



竜の悪魔のような力を恐れた、
師である道教は変な仮面をつけて彼の力を封じこめるんですが、
神のお告げにより、竜抹殺を企てます。

ところが竜のパワーは仮面ごときでは抑えきれず、
道教はなんとイエスキリストを復活させ、
そのキリストは、
ブルース･リーと宮本武蔵
を甦らせて、竜への刺客に送るという、
目ん玉飛び出るような凄まじい展開。
しまいには竜は地球を拳一つで真っ二つに
割ってしまうんだから、
もう最後は呆然愕然、口をあんぐりと開けていました。

作者は風忍。
永井豪のダイナミックプロにいた人で、
絵も随分と凝ってたっけ。

とにかくこれは読まなきゃわからない、
いや未読の人はぜひ読んで、とお薦めしたい
カルト漫画。
大好きな作品でした。