鬼畜 [DVD] (2009/09/26) 岩下志麻緒形拳 商品詳細を見る |
邦画で一番好きな映画。
幼児虐待をテーマ
にしたこの作品を、今まで何十回見たことか。
ラストシーンを見るたびに、
涙がボロボロと溢れ出てきて止まることがない。
自分の心の琴線に訴えかけてくる、
何かがあるのだと思う。
昭和の時代に作られた映画だが、
今なお古さを感じさせないテーマが、
心を締めつける。
最近も幼児虐待の事件が相次いで報道されているけど、
それが珍しくないと思ってしまう自分がいて、
実に不幸なことだ。
この作品に出てくる親たちは非常に身勝手。
たぶん虐待する実際の親たちも同様なのだろう。
自己中のうえに精神力も弱ければ思慮も浅く、
正しい選択をする判断能力もない。
その結果、
自ら招いた厳しい現実に接したとき、
事態の収拾をはかることができず、
そのストレスが弱者である子供へと向けられるのだろう。
子供は大人のように現実逃避することはできないわけで、
その環境をあるがまま受け入れることしかできない。
弱い子供を守るのが強い大人の役目なのに、
その大人が弱い、中身が子供のままじゃお話にならんです。
虐待事件の報道を聞くたびに、
こいつらに
鉄拳制裁
をくわえてやりたい気持ちに駆られますが、
その前になんとか事件を未然に防げる、
もっと効果的な方法はないものか?
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